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ほんの一瞬

昨日のお茶のお稽古の時。

お花は ”花しょうぶ” を使いました。


これは、さかのぼること2週間前。
たまたま大洲に行くことになり、時間つぶしにオズグリーンに行ったら、花しょうぶの苗が売られていました。
5月のこどもの日ごろに、義兄が ”菖蒲の葉っぱが松山では手に入らない、菖蒲刀が作れない!!” と騒いでいたので、よっしゃ!植えてあげよう・・ということで3株ほど買ってみました。

植えたばっかりなので花は今年は無理だろうと思っていたら、つぼみがどんどん膨らんできていて、今にも咲きそうになっていたため、ちょっと季節遅れかもしれないけど、今日しかご披露する機会がない! ということで生けてみました。


お稽古の開始時が、こんな感じでしたが、


20分ぐらいしたら、下側の花弁が一瞬で下向きに開きました。
”あ!!! 花が開いた。今見た??”

見た! 一瞬でばたっと花弁が下向きに倒れた。こんな、花が開く瞬間なんて、みたことなかった。

それからは、お手前している人には目もくれず、花を凝視。

さらに、30分後には左側の花弁も、上の花弁も開き、満開に。

菖蒲って、ものの数時間で花が開くんですね。

お稽古終了時には完全に満開。

間近で見ると、花弁に線が入っていて、血管のよう・・・。
職業病だわ。

もうちょっと小柄な淡色の品種にしたらよかった。

ちなみに、5月に”菖蒲”を求めていた理由は・・・

端午の節句=「菖蒲の節句」は、旧暦の5月5日。現在の6月にあたり、気候が不安定な時期で、この季節を乗り切るため、古代中国ではさまざまな厄除けをしていたそうです。
香りの良いものが邪気を払うと言われたことから、菖蒲の葉を軒下に吊るしたり、根を刻んで入れたお酒を飲んだりしていました。
こうした風習が日本に伝わり、お風呂に菖蒲を入れる「菖蒲湯」など、厄払いや薬草として菖蒲を用いるようになったそうです。
しか~し、この「菖蒲」と「花菖蒲」は別物だそうです。
「花菖蒲」は、アヤメ科の植物。
一方、葉に香りのある「菖蒲」(=葉菖蒲)は、サトイモ科の植物なんだそうです。

え?買う必要、植える必要なかったの??

お義兄様御所望の ”菖蒲刀” を作るための「葉菖蒲」は、オズメッセか愛たい菜で、切り売りの葉っぱをお買い求めくださいませ・・。



 
2022.06.13
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